乳腺外科クリニックの治療法乳腺外科クリニックでの治療法は乳腺炎など症状の違いや程度によっても、いろいろあります。
まず、細菌感染が伴わない軽い乳腺症のケースは、“うっ滞性乳腺炎”と呼ばれ、凝固した乳汁が乳管を閉塞することが原因で化学性炎症をきたしたものです。
乳腺外科クリニックで行う治療としては患部を冷やしたり、乳房マッサージ、搾乳を行いおっぱいのうっ滞をとり、炎症を引き起こさないように予防的に抗生物質などの薬の投与を行うのが通常です。
しかし、うっ滞した乳汁にブドウ球菌、レンサ球菌などの細菌感染をきたすと今度は、“化膿性乳腺炎”の状態になります。
乳房の腫脹、疼痛が出現し、圧痛を伴う“しこり”が診られ、発熱、発赤、脇の下のリンパ節炎を併発し、膿を持って膿瘍(おでき)が形成されてしまいます。
このような状態になると乳腺炎に薬(抗生物質)の投与による治療法が必要になります。
そして、さらに症状が悪化した場合の治療法では乳腺外科クリニックで膿が溜まった“しこり”の切開手術を行い、膿を排出するドレナージが必要になり、場合によっては膿のたまったところに細い管をいれて排膿することもあるのです。
このような治療でも改善しない場合は“乳腺癌”や“炎症性乳がん”など他疾患の除外診断と治療法をおこなう必要も出てくる可能性があります。
また“乳輪下膿瘍”の場合、切開排膿で症状は軽減するのですが、慢性化することが多く、慢性化した場合は根本的な病巣の切除手術による治療が必要です。
また陥没乳頭の方の場合は形成手術が必要なケースもあるので、注意が必要です。
薬に関しては授乳中などの場合は多少制限を受けることもありますが、なるべく乳腺外科クリニックの外来で治療できる段階で受診することをおススメします。
腫瘍や腫瘤、癌、石灰化、のう胞症など一部の症状を除けば、ひどくなる前なら乳腺外科クリニックで切開を伴う手術による治療をしなくても治すことが出来ます。
やはり女性にとって乳房にメスを入れることは肉体的にだけでなく精神的にも大きな影響を意味することですので早期治療を心がけてください。

